企画力 人間と組織を動かす力
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sta.icon
2008年の本
まとめる
企画とは
人間と組織を動かすこと
立案ではなく実行すること
ゆえに以下を見せる必要がある
立案から実行まで責任持ちますよという覚悟
私は実行までできる人間ですよという人間性
企画とは物語
最高の推理小説という表現がされている
要は一般消費者向けに小説売って勝つのと同じ戦略で行けという話sta.icon
いかにして惹くか、いかにして読ませるか引き込むか、またいつ宣伝売って店頭のどこに配置してという見せのタイミングはどうするか――そういうことを全部考えて勝ちに行く総合戦
「掴み」が超重要、という話も出てくるsta.icon
読み手は全部精読しない(一瞥して目に入る文字しか読まない)、みたいな原則も話しているsta.icon
企画書にはニュアンスとセンスがある、とも言っているsta.icon
そしてそれを「暗黙知」と呼ぶほどに重要視している
例えば、企画書に書かれた、「これから、市場ではこうした変化が起こる」という表現や、「これから、こうした戦略が求められる」という表現も、実は、その背後に、微妙なニュアンスや、表現しがたいセンスが存在しています。
企画とは問題提起
直接的な関係者でない読み手は、現実には、あまり明確な「問題意識」を持つことなく、企画書を読む立場に立たされている
組織力学上、読む資格のない雑魚も当たり前にいるということだろうsta.icon だからこそそいつらにもわかるよう、こういう問題があるんだよってのを思い知らせてやる必要がある
企画とは独り歩きするもの
直近(一番近い)の担当者を説得しても、担当者がその上司に見せてその上司が「ダメだね」言うケースがごまんとある
自分が説明したら100%いけるとしても、この場合説明してるのはその担当者なので意味ない
誰が説明しても通るようにしておくのが理想
で、そのためには
1 直近の担当者と仲良くなって「一緒に作り上げる」仲になる必要がある
同志になると表現されているsta.icon
2 ディフェンシブを盛り込む
要は想定質問
読み手にツッコミ入れられたときの返しを盛り込んでおく
企画書は二つつくれ
社外向けと社内向け
社内向けとはどの部署がどう協調すればいいかという内部動作の話
「社内での共同戦略」と表現されているsta.icon
アンチパターン
学んだ知識をそのまま使ってわかった気になるな(相手のドメインが無視されてる)
教えてやろうみたいな傲慢さはやめろ(ばれる)
何を行うかだけ言うな(なぜ行うかも言え)
箇条書きに番号を打たない(MECEあるいはちゃんと洗い出しきったてのがわからないし「これで全部洗えてるんか?」と不安になる)
書き方
基本構成
表紙のタイトル。企みを短く、力強い言葉で。
page1。企みの背景にあるビジョン
page2。企みを目標に変換して語る
page3+。目標→戦略、戦略→戦術、戦術→行動計画、と順を追って説明してく
いや本書では「翻訳」と表現されてるsta.icon
見出しと本文
自問自答スタイルを推している
見出しで問い投げて、本文で答える形
not シンクタンク but ドゥータンク